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SEO対策の外注費用相場は? 外注で気を付ける点、会社選びのポイント

SEO対策費用

この記事では、SEO対策の内容や費用を紹介するだけではなく、外注化のメリットやSEO対策を外注する際に気を付けること、SEO対策会社を選定するポイントなどもご紹介しています。

記事を読み終えた時には、今後SEO対策の費用相場やSEO対策会社の選定方法について悩むことはなくなるでしょう。

■こんな方におすすめの記事です

  • SEO対策をして継続的な集客をしたい事業会社のマーケティング担当者様
  • SEO対策を外注しようか検討しているので、費用相場が知りたい方

■この記事を読むメリット

  • SEO対策を外注した際の内容別の費用相場がわかる
  • SEO対策を外注化する際のメリットがわかる
  • SEO対策を外注する際に気を付けるべきことがわかる
  • SEO対策ができる会社選びのポイントがわかる

では早速、主なSEO対策の種類と費用相場を見てみましょう。
当社サイトエンジン株式会社のサービス費用についても記載していますので、比較の参考にされてみてください。

主なSEO対策の種類と相場

SEO対策の内容費用相場サイトエンジン株式会社
SEOコンサルティング月額10万円~100万円以上
※システムが絡む大規模サイトは更に高額
コンサルティングプラン 180万円
(月間30万円×6ヶ月間)~
Webサイト制作5万円~300万円以上50万円~
データ解析
(効果測定レポート作成)
5万円~50万円以上SEOレポート 30万円
競合調査5万円以上5万円~
ペルソナ設計10万円~100万円以上15万円~
カスタマージャーニーマップ作成30万円~30万円~
コンテンツ制作
(インタビューあり)
1記事 1万円~30万円・インタビュイーや取材先選定:5万円
・原稿執筆:5万円
・ページデザイン:1万5,000円/1ページ
・イラスト・図解制作: 5,000円~8,000円/点
・撮影:3万円~
※最大4,000文字 4,000文字以降は1文字8円
※撮影・イラスト図解制作は必要な場合のみ費用発生
コンテンツ制作
(インタビューなし)
1記事1,000円~10万円・構成案作成:1万5,000円程度
・原稿作成:文字単価6~10円程度
※概算で1記事2万円~8万円程度
内容、文字数、構成案、画像の作成、監修者の有無などによって異なる
テクニカルSEO対策10万円~100万以上30万円~
外部SEO対策1万円~10万円以上サービス対象外
SEO対策内製化
コンサルティング
月額30万円~300万円月額30万円~

SEO対策といっても、様々な種類があり費用相場が異なります。
多くのWebサイトでは【SEOコンサル・コンテンツ制作・内部SEO対策・外部SEO対策】など大きな枠で解説していますが、より詳細にわかるように細分化してみました。
以下からは1つ1つ詳しくご説明いたします。

SEOコンサルティング

月額10万円~50万円程度。
※システムが絡む大規模サイトは月額100万円以上など更に高額です。

SEOコンサルティングでは、Webサイトの課題を洗い出し、包括的なSEO対策を行います。

■主なSEOコンサルティング内容

  • 目的と目標設定
  • 戦略設計
  • サイト設計
  • コンテンツ制作

このようにSEOコンサルティングサービスは、Webサイト運営の根本的な施策設計から実装まで行う場合もあります。

よって支援内容は多岐に渡るため、大きな効果が期待できます。

ただ内容が広範囲なだけに業者によってサービス内容に大きな差があるため、自社のニーズに合ったSEO対策会社を選ぶ必要があります。
またWebサイトの規模により費用も変動しがちであったり、Webサイトの制作が必要になったりすれば追加費用が発生することも把握しておきましょう。
このように高額ではありますが、総合的な対策だけに大きな効果が期待できます。

Webサイト制作

5万円~300万円以上。

Webサイトがない、もしくはWebサイトをリニューアルする場合、WebサイトのSEO設計をした後にWebサイトを作り上げる工程が発生します。Webサイト制作費用の相場は5万円程度から300万円以上かかるケースもあり、Webサイトの規模や内容により幅があります。内部SEO対策やキーワードの最適化などのSEO対策をしっかり行った上でページを作りこんでもらうと費用がかかってしまうことになりますが、Webサイトの全体最適につながります。

WordPressでのオウンドメディア制作代行サービス

データ解析(効果測定レポート作成)

5万円~50万円以上。

GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどのアクセス解析ツールを使用してWebサイトのデータを分析しレポーティングするサービスです。1回5万円から50万円以上するものなど、Webサイトの規模や分析内容、分析方法によって費用が異なります。
データをテンプレートに出力するだけといった簡単な作業で高額な料金を請求するSEO対策会社もありますので、見極めが必要です。自社Webサイトにとって大事な数値がすぐ分かるようにカスタマイズしてレポーティングしてくれるのか、データを基にした解説や提案、施策実行までしてもらえるのか、またレポートに沿ったコンテンツ制作まで実行できるのか確認しましょう。

データ解析サービス

競合調査

5万円以上。

競合サイトの分析はコンサルティングの内容に含まれていることがありますので競合調査だけを外注することはあまりないかもしれませんが、競合サイトの分析では具体的には以下のような項目を調査します。

■競合サイト調査内容

  • アクセス流入状況・推移分析
  • キーワード調査・比較
  • バックリンク調査・比較
  • アクセス上位コンテンツ分析

この他にも、広告を出稿している場合、広告の分析まで実行するケースもあります。競合サイトと自社サイトを比較することにより、より効果的なキーワードが見つかりやすくなります。目標の達成に向けて、Webサイトにどのようなコンテンツを加えていけばよいか知りたいときに適したサービスです。

競合調査サービス

ペルソナ設計

10万円~100万円以上

10万円~100万円以上。

ペルソナとは、貴社の商品を買うであろう架空の顧客像のことです。ペルソナ設計はSEO対策だけではなく商品開発

なども含めて自社のマーケティング全体に関わることですので、非常に重要です。

例えば【年齢、性別、職業、家族構成、趣味、どんな悩み・課題・欲求を持っているか】等の情報を含めて1人の人物像を作り上げます。お客様の声、事例などの情報をマーケティング・営業・インサイドセールスなどの部門からいただいたり、直接御社の顧客から伺ったりして、想像の中の思い込みではないリアルな人物像を作ります。

それによりその対象に刺さりやすいコンテンツ制作が可能となります。

「ターゲットを広く考えてコンテンツを作った方がいいのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、読者は「この記事には自分のことが書かれている!」と自分事として思わなければ注力して読みません。誰にでも読まれたいと思って書かれたものは誰にも読まれないということになりかねないので、ペルソナを設計する必要があります。

費用については、顧客にインタビューやアンケートを実施する際の謝礼、調査会社の費用、社内人件費等が必要ですが、大きな費用が発生するわけではありません。他の業務と兼務してプロジェクトを進めるプロジェクトを進める人が多いですが、ペルソナ設計に投入する時間は多くはないためです。

ペルソナ設計サービス

カスタマージャーニーマップ作成

30万円~

ペルソナ設計をして顧客の人物像を定めたら、カスタマージャーニーマップを作成するとより効果的です。

カスタマージャーニーマップは、顧客が自らの課題や欲求を認知し、サービスの存在を知り、比較検討し、購買し、さらにファン化するまでの道のりを感情の動きと共にロードマップにしたものです。その中に情報収集源となる媒体や検索しそうなキーワード、コンテンツ等を当てはめ、それぞれの購買意欲に応じた施策の実行に活かします。

↓こちらは例として、1人の消費者がピザ窯を購入するまでの流れをカスタマージャーニーマップにしたものです。

関連記事:実践!自分をもとに作るカスタマージャーニーマップのすすめ

このように一人の消費者の思考や感情の流れをマップにしていきます。

カスタマージャーニーマップを作っても同一人物が完璧にこのフローに沿うことはありえませんが、それぞれの段階にいる顧客に対して抜け漏れなくコンテンツを提供できるというメリットがあります。

カスタマージャーニーマップ作成サービス

コンテンツ制作(インタビューあり)

1記事 1万円~30万円。

記事を作成するにしてもインタビューがあると追加で費用が必要になります。インタビュー形式の記事を作成する場合には、以下のような費用が想定されます。

■インタビュー記事制作の費用

  • 企画構成
  • インタビュアー費用
  • インタビュイー費用
  • 交通費
  • インタビューの会場費
  • 撮影費
  • その他飲食物等の諸経費
  • 記事作成費

電話やオンライン会議システムを利用したインタビューの場合であれば経費は削減できますが、インタビューなしの記事作成より費用が発生することは把握しておきましょう。

インタビュー記事制作サービス

コンテンツ制作(インタビューなし)

1記事1000円~10万円。

コンテンツマーケティングは、Webサイト上に記事を投稿し、検索エンジンからの流入増加を図る施策です。
どんなに良いWebサイトを作っても、そこにコンテンツがなければSEOからの流入は乏しいものになってしまいます。良質で読者のためになる情報を安定的に発信することにより、新規顧客を獲得し、企業やサービスの信頼性を高め、長期にわたる顧客との信頼関係を築くことができます。

一昔前のSEO対策では、記事が量産されたWebサイトや文字数の多いページがSEO的に評価される傾向がありましたが、現在は記事や文字数を増やせば良いというわけではなく、本当にユーザーのためになっているかが大きな評価ポイントとなっています。
内容が薄いと上位表示されませんし、上位表示されても資料請求やお問い合わせに繋がりません。そればかりかGoogleやユーザーからの評価を落とすことになりかねないので、コンテンツの質には注意を払う必要があります。

コンテンツマーケティングの目的は、SEOで上位表示されることではなく、SEOで上位表示されて多くの見込み客の目に留まり、記事を読んでもらい資料請求やお問い合わせをしてもらって、商品やサービスを利用してもらうことです。上位表示されることだけが目的とならないようをしっかりと注意して、集客の施策に取り入れましょう。

コンテンツマーケティングサービス

テクニカルSEO対策

10万円~100万円以上。

テクニカルSEO対策は一般的に内部SEO対策ともいい、WebサイトがGoogleやYahoo!などの検索エンジンに評価されるために、Webサイトの構造やhtmlタグを最適化することを言います。
いくらコンテンツが素晴らしくても、Webサイト内部構造が整備されていなければ、検索エンジンに正しく評価されず、コンテンツが本来の集客力を発揮できなくなってしまいます。
まだコンテンツが少ないサイトの場合はテクニカルSEO対策を改善しても大きな変化は見込めないかもしれませんが、コンテンツの量が多いWebサイトが内部構造を改善すると大きな流入増加につながる可能性があります。
言わばテクニカルSEO対策はそのサイトが持つポテンシャルを本来のものに近づけるための、健康診断とメンテナンスを行うようなものだと思っていただければ結構です。

ではWebサイトの内部構造を最適化するとはどのようなものが挙げられるでしょうか。

テクニカルSEO対策には大きく分けて2種類の対策があります。

■クローラー対策4選

  1. クロールエラーへの対策
  2. サイト表示速度の改善
  3. サイト階層の整理
  4. モバイルフレンドリーへの対応

■インデックス対策4選

  1. タイトル・ディスクリプション・見出しの見直し
  2. 画像の最適化
  3. リンクの最適化
  4. 重複コンテンツの見直し

関連記事:テクニカルSEOとは? 基礎知識と対策方法を分かりやすく解説

上記した対策はGoogleからの評価を上げるだけではなく読者にとっても利便性を向上させるため、結果的にSEOにとって良い結果をもたらします。

ただテクニカルSEO対策をしたからといって必ずしも順位が急激に上がるわけではないですし【したほうがいいけどそれにかかる費用、時間、労力を考えると今さらするほどでもない】ケースもたくさんあるので注意が必要です。

外部SEO対策

1万円~10万円以上

1万円~10万円以上。

外部SEO対策とは、被リンクを集めることを指しています。被リンクとは、自分のWebサイトのURLが他のWebサイト上に貼られることを言います。

「たくさん被リンクされるWebサイトやページは、たくさんのWebサイトから参照される良い情報を載せているはず」という考えから、かつては様々なWebサイトから多く被リンクされることがWebサイトの評価を上げることにつながると言われてきました。確かに今でも“優良”なWebサイトに被リンクされるのはSEO的に有効です。

しかし一昔前は被リンクの性質を逆手にとって、自作自演で低品質なWebサイトに大量のリンクを貼るブラックハットSEOと呼ばれるSEOハック的な施策を行うWebサイトが増えたため、今ではGoogleはこういったサイトをペナルティの対象とし、順位を落とす傾向にあります。
よって現在は外部SEO対策を行う会社自体が少なくなっています。

当社もサテライトサイト(メインサイトの被リンクを増やす目的のためにメインサイトとは別に作られたサブサイト)を作って被リンクを集める外部SEOはWebサイトに悪影響を与えるだけなので推奨しておらず、対応もしておりません。
あくまでも良質なコンテンツを作成し、第三者に自然と参照されることでリンクを集めるのが理想です。

関連記事:コンテンツSEO を理解して集客できる記事をつくる方法

ただもしも積極的に外部リンクを集めるのであれば、サテライトサイトを作るのではなく、広報などを通じて自然にリンクを獲得できるようにしたり、ユーザーがその商品サービスについての内容をSNSや動画サイトなどへ投稿するように適切に広告を出して露出を増やしたりするのが良いでしょう。

ブラックハットSEOを実行しGoogleからペナルティを受けると致命傷になりかねないので、読者のためになるコンテンツを数多く投稿し、自然にリンクを集めるようにしましょう。
また良質なコンテンツを投稿していく過程でWebサイトのドメインパワーが上昇し、ページが上位表示されやすくなりますので、Webサイトの安全面だけではなく集客面から判断しても今の時代はコンテンツマーケティングが正攻法だと言えるでしょう。

SEO対策内製化コンサルティング

月額30万円~300万円

SEO対策内製化コンサルティングは、自社でSEO対策ができるように支援するサービスです。
SEOを内製化することで費用を抑えられますが【ノウハウの蓄積や立ち上がりに時間がかかる・安定して人員を確保するのが難しい】などの課題がありますので、そういった課題解決を支援します。
SEO対策やSEOコンサルティングも大切ですが、ノウハウの蓄積のためには内製化をおすすめします。
SEOの内製化支援を行っているSEO対策会社は多くはありませんが、当社のように行っている会社もございます。
6か月から12ヶ月間、伴走しつつともに実践を繰り返すことで、自社の情報もSEOも知り尽くしている組織を社内に作ることが可能になります。

インハウスSEOコンサルティングサービス

SEO対策外注化のメリット

ここからはSEO対策を外注するメリットについて解説いたします。SEO対策を外注するメリットはいくつかありますが、主に2つの大きなメリットがあります。

SEO対策の間違いが減る

SEO対策会社はSEO対策の専門家ですので、SEOの知識を持っているだけではなく、最新のSEOの傾向を踏まえた上で最善の提案を行います。Googleのアルゴリズムは日々アップデートされているので、最新の傾向を理解したうえでSEO対策を実行することが大切です。

また個々のSEO対策だけではなく、全体的な視点から最適なSEO対策を提案してくれるメリットもあります。SEOに関する知識が不十分な場合、個別の施策にとらわれ、労力の割りに効果が少ない施策を選んでしまいかねません。そればかりか間違った施策を実行してしまうという悪循環を招いてしまう恐れがあります。
SEO対策における間違いを減らすためにも、SEO対策は専門家に対応してもらう方が良いでしょう。

工数が削減できる

SEO対策が重要なことは理解していても、社内で実行するには負担が大きいものです。SEO対策に特化したチームが社内にあるならまだしも、実際はそのような環境の方が珍しいのではないでしょうか。

SEO対策を行うためには、上記したように様々な施策を実行することが必要となります。データ分析・内部SEO改善・Webサイト改修・コンテンツ制作など、それぞれに社内のみで対応していては、時間も労力も消費してしまいます。SEO対策をアウトソーシングすれば、社内の人員はボリュームの大きいSEO対策に関する実務をSEO対策会社に任せ、その他の集客施策に時間を費やすことが可能になります。

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SEO対策を外注化する際に自社で気を付けること

そもそもWebサイトがあるかどうかが大前提となりますが、それ以外には主にどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。

SEO対策に向いているサービスか

自社のサービスがSEO対策に向いているか検討する必要があります。自社の商品がスーパーで売っている日用品や食材など、全国どこでも手に入るようなものである場合は、競合が強すぎることもあり、わざわざ特定の企業のWebサイトを見るようなことは少ないでしょう。また新しいサービスなど、あまりにも検索が見込めない場合もSEO対策に向いていません。

また地方の飲食店など商圏が狭い場合も、SEO対策するのではなく既存のプラットフォームに情報を掲載したり、Googleビジネスプロフィールの内容を充実させたり、SNSを運用するなど他の施策の方が向いている場合があります。

また自社のサービスを利用する層が、検索エンジンを使って情報を集める層なのか理解しておく必要があります。
そこを見誤ると、見込み顧客のいない場所にお金と時間を投下し続けることになりかねません。

Webサイト運営をする理由が定まっているか

SEO対策をすると、Webサイトが自動的に継続的な流入を生んでくれるという大きなメリットがあります。しかしそのメリットを把握しただけでSEO対策に飛びつく前に、自社のWebサイトで何をしたいのか明らかにしましょう。
企業のWebサイトといっても目的は様々です。

■Webサイト運営目的例

  • 新規顧客獲得
  • 既存顧客への情報発信
  • 採用力強化
  • ブランディング

Webサイトの運用目的の代表的なものはこういったものですが、目的を定めていないと運用の方向性がブレてしまいます。多くの人に見られたらそれで良いというわけではないので、Webサイトの運用目的を予め決めておきましょう。

流入を取りたいキーワードを把握できているか

SEO対策会社から提案されたキーワードで上位表示されたとしても、事業内容とあまり関係がない場合は会社の売上につながらない可能性があります。
そればかりか【1キーワード上位表示させたらいくら】のように上位表示させることが最終目標となるようなプランを販売しているSEO対策会社もありますので、その場合、上位表示されたけどお金だけ失ったということになりかねず注意が必要です。

SEO対策の目的は検索画面上で上位表示させることではなく、あくまでも流入してもらって自社の商品サービスを利用してもらうことですので、SEO対策をするキーワードは狙うべきものなのか把握しましょう。

流入を取りたいキーワードがわからない場合、その点も含めてすり合わせしながら提案してくれるSEO対策会社を選びましょう。
事前にお客様や営業担当者にヒアリングするなどしてお客様がどんなキーワードで検索しそうかリストにしておくと良いでしょう。

SEO対策会社選びのポイント

ここからはSEO対策会社の選び方のポイントを解説いたします。

費用形態はどうなっているか

SEO対策会社を選定する際には料金形態にも注意しましょう。SEO対策の種類やプランによって支払い方法を分けている会社が一般的ですが、大別すると以下の3つです。

■SEO対策費用形態の種類

  • 月額固定型
  • 成果報酬型
  • 一括支払型

月額固定型

月額固定型は文字通り毎月決まった金額を支払う方法です。
定期的なレポーティングなどから施策の提案や実行などと対応範囲が会社ごとに違うので予め確認しましょう。

月額固定型のメリットは成果が出てからも費用が変わらないことですが、対応範囲を超えた作業が発生すると料金がかさむ場合があるのでどこまで対応してくれるのか事前に確認しておきましょう。
対応範囲によって数万円から数百万円と幅がありますが、最低契約期間が決められている場合が多いため、中長期的に考えて効果が出るのか見極めるのが大切です。

成果報酬型

成果報酬型は、SEO対策をした記事が指定したキーワードで上位表示した際に、費用を支払う方法です。上位表示したキーワードの数、検索ボリューム、上位表示している期間の長さなどによって費用が決まります。
成果が出なかった場合は費用を支払うことがありませんが、成果が出たら費用がかさむので上位表示された場合の費用を想定しておくことが必要です。
また成果報酬型に限ったことではありませんが、悪質な方法で上位表示を狙う会社に依頼してしまった場合、Googleからペナルティを受けてしまうことになりかねないので、どのような手段で上位表示させるのか予め確認しておきましょう。

一括支払型

一括支払型は、SEO対策の費用を一括で支払う方法ですので、長期的な固定費を支払わずに済むというメリットがあります。
決まった本数の記事作成や、スポットコンサルティング、小規模なWebサイトの改修などといった施策であれば、一括支払型が当てはまります。
ただSEO対策の効果が出るには施策を実行してからの時間差があり、また継続的に行うべき施策が多く、施策を実行するごとにまた新たな施策や改善点が見えてくることもあります。
長期的に考えて自社で対応できるのか、また何らかの施策を実行する際にはどうするのか、考えておく必要があります。

提案だけではなく実行もしてくれるか

SEO対策会社を見極める際に最も重要な選定要素の1つが、提案だけではなく実行もしてくれるか、という点です。
自社WebサイトのSEOに関する課題と改善方法がわかっても、それを実行できなければ何の意味もありません。

「改善案を提案されたけど、聞いただけで終わってしまい何も変わらなかった」
そういった悲しいWebサイトが世の中には五万と存在しています。
なぜならレポーティングだけで改善のための実行をしないSEO対策会社が世の中に多数存在しているからです。

よって依頼する前に、どこまで作業してくれるのか、しっかりと作業対象を把握しましょう。元々そういうプランと言われたらそれはそうですが、やってくれると思って頼んでみたのに対応できないと言われたら何の意味もありません。このように【言うだけ言って、やってくれない】SEO対策会社はたくさんあるので、事前にすり合わせすることが大切です。

費用対効果を意識して提案してくれるか

SEO対策会社を選定する際には費用対効果を意識した提案をしてくれるかということも大事な要素です。
レポーティングの結果として改善点が多数見えても、全てを修正するには膨大な時間と費用が掛かるケースがあります。した方が良いのは確かだけど、お金と時間をかけるほどではないSEO対策はたくさんあります。

あれもこれもやったほうがいいというSEO対策会社ではなく、費用対効果を考えて、優先度の高い施策を絞って、費用対効果の高いものから順番に提案してくれる会社を選びましょう。

良い評判や実績があるか

基本的なことではありますが、SEO対策会社を選定する際には、その会社の評判や実績を確認しておきましょう。
会社のホームページを見ればわかるので、お客様インタビューや事例記事がない場合は避けた方が無難です。

また口コミサイトなどを見るのも大切です。危機感を持たせるような言い回しをして契約を取っていたり、契約期間が長すぎたりしてトラブルになっていないかなど、チェックしてみてください。

コンテンツの品質は良いか

一昔前のSEOはページや文字の量が多いサイトを上位表示させる傾向がありました。確かに今も文字数が多いページが上位表示されることもありますが、それよりも今は記事の内容が判断されている傾向にあります。文字数が多いと上位表示されることがあるとお伝えしましたが、それは読者が知りたい情報を網羅的に書いた結果、文字数が多くなっているということであり、あくまでも内容が優先です。

よってコンテンツ制作を外注する際は、あくまでも品質を担保してくれるSEO対策会社を選びましょう。
安いからといって頼んでしまうと、低品質な記事ばかりアウトプットされ、結果が出ずに時間とお金だけ浪費してしまう可能性があります。

1つの記事を作成するといっても、企画から納品まで1人で対応している会社もありますし、当社のようにディレクター・SEO担当者・ライター・校正者などのチームで記事のクオリティをチェックしている会社もあります。
1つの記事を作成するにしても会社によってプロセスが全く違うので、事前に確認しておきましょう。

正攻法のSEOを提案してくれるか

SEO対策会社を選定する際には正攻法のSEOを提案してくれるか判断しましょう。先にも書きましたが、被リンクの取得ばかりを推奨してくるSEO対策会社は避けるべきです。ブラックハットなSEOは単にサイトにとってマイナスに働く面が大きいです。
また単純に記事を量産しようとする会社も最近のSEOの傾向を追えていないので避けましょう。
要するに最近のSEOの傾向をキャッチアップして正攻法のSEO対策をしてくれる会社を選びましょう。

トータルサポートかSEO特化型か

これまでSEO対策の外注化についてご説明させていただきました。
確かにSEO対策は非常に重要な要素ではありますが、あくまでマーケティング手段の1つに過ぎません。

マーケティングの手段は【SEO・広告・メール・動画・SNS・TVCM・カタログ雑誌・屋外広告】など様々な種類があります。
マーケティングのチャネルごとに違うコンサルティング会社を入れると方針がブレてしまいかねません。全て1社で実行できるわけではないにしても、全体最適についても相談できる会社を選んでおきましょう。
予め自社の課題はどの部分にあるのかマーケティングのボトルネックを把握しておくと良いでしょう。

SEO対策を外注するまでのステップ

GoogleがWebサイトを評価する項目は200以上におよぶとされています。SEO対策会社によって得意分野は異なるため。施策の提案を受ける際は、どのような理由でその施策が必要なのか、詳しい内容を確認したうえで自社に適した会社を見極めるようにしましょう。

ステップ1. 依頼する内容を整理する

自社がSEO対策会社に求めるものは何か、どの部分でリソースが不足しているのかを整理します。「Webサイト内部を修正するリソースが不足している」「コンテンツをライティングするためのリソースを確保できない」といったように、現状を把握したうえで優先順位を決めておけば、効率よくSEO対策に取り組めます。

ステップ2.競合サイトの設定

ターゲットとするユーザーが、どのようなキーワードで検索するかを考えて設定する「ターゲットキーワード」は、SEOにおいて非常に重要な施策です。上位に表示されるサイトは相対的な評価で決まるため、複数の競合サイトを設定して競合キーワードを把握しておきましょう。ターゲットキーワードで順位を上げるためには、自社より上位に表示される競合サイトとの比較分析を実行し、改善を繰り返す必要があります。

ステップ3.SEO対策の目的を明確にする

SEOの目的を明確化することも重要です。上述したように、SEO対策を依頼する会社によって得意分野は異なります。自社サイトへのアクセス数を増やしたいのなら、ページごとにキーワード最適化を実行するなど、内部施策が得意な会社が適しています。SEOに詳しい人材が確保できない場合、内部施策を代行してくれる会社を選ぶと安心です。

ステップ4. 予算を決める

SEO対策は中長期的な目線で実施するため、予算には余裕を持たせるようにしましょう。目標とする順位やアクセス数をSEO対策会社に伝え、見積もりをとります。

まとめ:SEO対策外注化で流入増加と工数削減を実現しましょう

SEO対策の内容費用相場サイトエンジン株式会社
SEOコンサルティング月額10万円~100万円以上
※システムが絡む大規模サイトは更に高額
コンサルティングプラン 180万円
(月間30万円×6ヶ月間)~
Webサイト制作5万円~300万円以上200万円~
データ解析
(効果測定レポート作成)
5万円~50万円以上SEOレポート 30万円
競合調査5万円以上5万円~
ペルソナ設計10万円~100万円以上15万円~
カスタマージャーニーマップ作成30万円~30万円~
コンテンツ制作
(インタビューあり)
1記事 1万円~30万円・インタビュイーや取材先選定:5万円
・原稿執筆:5万円
・ページデザイン:1万5,000円/1ページ
・イラスト・図解制作: 5,000円~8,000円/点
・撮影:3万円~
※最大4,000文字4,000文字以降は1文字8円
※撮影・イラスト図解制作は必要な場合のみ費用発生
コンテンツ制作
(インタビューなし)
1記事1,000円~10万円・構成案作成:1万5,000円程度
・原稿作成:文字単価6~10円程度
※概算で1記事2万円~8万円程度
内容、文字数、構成案、画像の作成、監修者の有無などによって異なる
テクニカルSEO対策10万円~100万以上30万円~
外部SEO対策1万円~10万円以上サービス対象外
SEO対策内製化
コンサルティング
月額30万円~300万円月額30万円~

SEO対策の必要性は感じていても、ノウハウやリソースが不足しているという課題を抱える企業は少なくないようです。このようなWebマーケティングにおける課題解消を目指しているのなら、ぜひ本記事の内容を参考にして自社に適したSEO対策会社を選定してみましょう。
SEO対策を専門家に任せれば、貴重な社内リソースに余裕が生まれます。適切な対策により流入数を増やせれば、多くのリードを獲得できる可能性は高くなります。

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