インタビュアーを外部に委託することは、記事制作の効率化や専門性の向上につながる一方で、期待通りの成果を得るためには慎重な選定と準備が必要です。
ここでは、信頼できるインタビュアーを見極めるためのポイントについて解説します。
目次
インタビュアー外注の方法
クラウドライター
クラウドライターとは、クラウドソーシングサービスを通じて、ライティング業務を受託する個人ライターのことです。企業や個人がライティング案件をWeb上で募集し、応募・受託・納品までをオンラインで完結させる仕組みです。
メリット
- コストが比較的安い
- スピード感がある
デメリット
- クオリティにばらつきがある
- ディレクションが必要
フリーライター
フリーライターとは、企業などに所属せず、個人事業主として執筆活動を行うライターのことです。専門ジャンルを持つプロも多く、取材、企画、構成、執筆、編集など幅広い業務に対応可能です。
メリット
- 柔軟な対応が可能
- 長期的な関係を結べる
デメリット
- 見つけるのが難しい
記事代行会社
記事代行会社とは、企業や個人の代わりに記事制作業務を請け負う法人サービスです。クライアントの要望に応じて、企画・構成からライティング・編集・納品までを一括で対応することが多く、ライター個人とのやり取りよりも組織的で安定した運用が特徴です。
メリット
- 企画立案からインタビュー、記事作成まで一括に請け負う
- 安定したクオリティ
デメリット
- コストが高くなる傾向
マーケティング支援会社
マーケティング支援会社とは、企業の集客や売上向上を目的として、戦略設計・施策実行・効果測定などのマーケティング活動を総合的に支援する外部の専門企業です。記事制作だけでなく、SEO対策、広告運用、SNS活用、CRM設計、UI/UX改善など、広範な業務を統合して支援します。
メリット
- 企画立案からインタビュー、記事作成まで一括に請け負う
- 培われてきたマーケティングのノウハウがある
デメリット
- コストが高くなる傾向
サイトエンジンではマーケティング支援会社として記事作成の代行を承っています。
サイトエンジンで実施しているインタビュー記事作成については以下の記事も参考にしてください。
サイトエンジンがインタビュー記事作成のために実施していること | サイトエンジン株式会社
外注を成功させるための第一歩:「どんなインタビュアーに書いてほしいか」を明確にする
外注を成功させるために事前に準備しておくべきこととしては、「どういう人に記事を書いてもらいたいのか」を明確に決めることが重要です。
専門知識を持つ人に依頼するのか、あるいは情報共有を通じてキャッチアップできる能力の高い人に依頼するのかといった点を事前に検討しておくことが役立ちます。
成功するインタビュアー外注の鍵:「情報共有」と「構成案」の活用
サイトエンジンでは、インタビュアーに求めていることとして、コミュニケーションを取れることを前提に、情報共有を重視しています。
専門的な知識があることは確かに強みではありますが、コミュニケーションを取ることができないと、顧客の願望や記事の目的が共有できません。
たとえ専門知識がなかったとしても、情報共有を徹底させることにより、最低限の知識を知ってもらい、適切な質問ができるようになると考えています。
また、外注先を見極める方法として、インタビュアーのポートフォリオや過去の実績を確認することも挙げられます。
外注先が会社の場合、ウェブサイトなどに掲載されている事例を確認します。フリーランスの場合は、実際に話を聞いてみることや、構成案などを確認することが有効です。
しかし、ポートフォリオや過去の実績が専門的な内容の場合、これだけでは外注先の選定に対して完璧な情報を知ることができるわけではありません。
上記の通りサイトエンジンがインタビュアーに求めるものは情報共有の徹底にあります。
実績を確かめることで業界知識についてよく理解できているかを確認することができますが、インタビュアーの得意な領域外の記事作成については知ることができません。
そのため、サイトエンジンが特に注視するものとして、構成案があります。
構成案や質問票を見ることによって、インタビュアーがどのようなコミュニケーションをして、どういった情報を持った上でインタビューに取り組んでいるのか知ることができます。
また、外注先とのコミュニケーションを効果的に行う方法として、顧客とのミーティングや社内会議の録音内容の共有を行っています。これにより、情報共有だけでなく、案件に対するスタンスや雰囲気を共有できる利点があります。
信頼できるインタビュアーを見極めるためのポイント
信頼できるインタビュアーは情報共有ができること前提に、基礎力とアドリブ力が備わっている人です。
インタビューはすべてが型通りに進むとは限らず、「結局、やってみないとわからない」ということがほとんどです。
そのため、「結局、やってみないとわからない」をカバーできるようにしておくことが重要であり、そのためインタビュー中のアドリブ力が必要な力となってきます。
こうした力を見極めるには、コミュニケーション能力と話を深掘りしてくれるかどうかという点に注目しています。
これらを確認するために、インタビュアーと会話をすることでインタビュー時のイメージを持てるようにしています。
インタビュアー外注の成功体験と失敗体験
サイトエンジンでの成功事例として、インタビュアーが深掘りの舵取りをうまく行ってくれた結果、良い方向に進んだという経験があります。
これは情報共有が上手にいき、インタビュアーが聞くべきことをしっかり把握できていたため、インタビュアーが主導してより良い記事になるように動いてくれました。
一方で、期待通りの成果が得られなかった失敗経験としては、インタビュアーが主導することを顧客に共有できていなかったケースや、インタビューが良くない方向へ脱線してしまったケースがあります。
前者は顧客にこちらのスタンスを伝えられず、後者はインタビュアーへの情報共有を怠ってしまった点に原因があります。
これらにより情報共有の重要性を改めて感じるとともに、関係者全員への情報共有が大切であると改めて確認させられた経験になっています。
まとめ
インタビュアーを外注する際、スキルや実績ももちろん重要ですが、成果に直結するのは「どれだけ事前に情報を共有できるか」という点です。
サイトエンジンでは情報共有が最も重要なことだと位置づけています。
記事作成の上で必要な情報を丁寧に伝えることで、インタビュアーの理解が深まり、インタビュー内容にも自然と深みが出てきます。
サイトエンジンではインタビュー記事の作成代行を承っています。検討中の企業様はこちらも合わせてご覧ください。
インタビュー記事の作成代行 | サイトエンジン株式会社