広告運用の成果を正確に、説得力をもって伝えるためには、分かりやすく効率的な広告レポートの作成が不可欠です。近年はExcelやスプレッドシートだけでなく、BIツールを活用したレポート作成が主流となっています。本記事では、広告レポートの作り方や活用法、BIツールを活用した広告レポート作成のポイントやそのメリットについて解説します。
目次
広告レポートの目的
広告レポートとは、広告施策の成果や運用状況を定量的に可視化・整理し、現状分析と改善提案を行うための基盤資料です。単なる報告書ではなく、PDCAを回す中核として活用され、社内の戦略立案や意思決定、そしてクライアントへの説明・提案資料としても広く機能します。
多くの企業ではGoogle広告やSNS広告など複数の媒体を併用しているため、レポートを通じて全体のパフォーマンスを統合的に把握することが欠かせません。異なる媒体で使われる指標を横断的に比較・集計することで、費用対効果やボトルネックを一目で確認できる構成が求められます。
また、部門間や担当者間での共通認識を築くためにも、広告レポートの標準化は有効です。例えば、経営層にはROIや成長率の視点、現場には配信チャネルごとの成果と課題、といったように、見る人の立場に応じた情報設計が必要です。社内報告だけでなく、クライアントやパートナー企業への納品資料としても使えるため、フォーマットの整備や定期的な改善も重要なポイントとなります。
広告レポートが果たす3つの役割
広告レポートは単なる成果の記録にとどまらず、「成果報告」「要因分析」「コミュニケーション支援」の3つの役割があります。これらを正しく果たすことで、レポートは施策改善の起点となり、戦略の意思決定に活用できる強力なツールとなります。
以下、それぞれの役割について詳細に解説します。
1.成果報告:KPIや目標達成度を定量的に伝達
広告レポートの基本的かつ最も重要な役割は、施策の成果を定量的に報告することです。そのために使用される指標には、インプレッション数(表示回数)、クリック数、CTR(クリック率)、CVR(コンバージョン率)、CPA(顧客獲得単価)、ROAS(広告費用対効果)などがあります。これらの指標は、広告媒体やキャンペーンごとに異なる傾向をもつため、集計と比較の際には基準を統一したうえで整理することが重要です。例としては、目標CPAを下回っていれば「成果が良好」と評価できる一方で、クリック数が多くてもコンバージョンが伸びていない場合、「ランディングページやターゲティングの見直しが必要」といった判断が可能です。さらに目標との乖離や進捗率、前月比・前年同月比などの比較視点を添えることで、データの読み取りやすさが向上します。
作成の際は単に数値を羅列するのではなく、KPI設定の背景や業種・業界トレンドを踏まえた評価指標の選定も重要です。これにより、施策の実行目的と評価の軸が一致し、報告の透明性と納得感が高まります。さらに評価に対する考察を添えることで、改善の示唆を含んだ戦略的なレポートへと進化させることが可能になります。
2.要因分析:成果の背景にある因子を抽出
広告レポートにおいて、KPIの数値だけを提示するだけでは、今後の改善にはつながりません。重要なのは、成果の背後にある要因を多角的に分析し、次の施策への示唆を導くことです。例えば、CTRやCVRが低下している場合、その原因が広告クリエイティブにあるのか、ターゲティングの精度に問題があるのか、あるいは競合や時期といった外部要因によるものなのかを切り分ける必要があります。こうした背景を特定するためには、媒体別・キャンペーン別・デバイス別・時間帯別といった複数の切り口で指標を分解し、階層的に分析することが有効です。
また、媒体間のパフォーマンス差や、ユーザーの行動パターンの変化なども要因分析の対象となります。こうした分析は、単に数字を比較するのではなく「なぜこの結果になったのか」という仮説を立て、それをデータで検証するというプロセスが求められます。
3.コミュニケーション支援:関係者間の共通認識を形成
広告レポートは、社内やクライアント間で認識を正しく共有し、合意形成を促すための重要なツールです。マーケティング施策は多くの関係者が関与するため、意図や成果を誤解なく伝えることが施策の成功に直結します。このとき、専門用語の説明や、図表による可視化を徹底することで、情報の受け取り方にばらつきが生まれにくくなります。
さらに、グラフや図解を活用し、数値や変化のポイントを明確にすることで、「なぜこの結果になったのか」「次に何をするべきか」といった合意形成がスムーズに進みます。広告レポートの設計や表現方法を工夫することで、意思決定者間の認識齟齬を防ぎ、スピーディーかつ効果的な施策推進につなげられます。
広告レポートに含めるべき基本構成要素
効果的な広告レポートを作成するには、情報を正確かつ簡潔に伝えるための構成要素を押さえることが重要です。見る人の役職や関心に応じて必要な要素を取捨選択しつつ、全体像と詳細をバランスよく盛り込むことで、読み手の理解を深め、次のアクションを促すレポートになります。
以下、広告レポートの基本構成要素について解説します。レポートを作成する目的と、主に誰が読むのかに応じて、必要となる要素の取捨選択をするよう心がけましょう。
サマリーページ
サマリーページは、広告レポートの冒頭に配置される要約セクションであり、最も重要な情報を短時間で把握できる構成が求められます。インプレッション数、クリック数、CTR、CV(コンバージョン)数、CPA、ROASなどの主要KPIを表形式で一覧表示し、前月比、前年同月比、目標対比を併記するのが一般的です。これにより、成果の推移や達成度合いが一目で分かるようになります。
さらに、各KPIには注釈やカラーによる強調を加えることで、視覚的に重要な変化を伝える工夫が効果的です。重要な指標に焦点を当てることで、見るべきポイントを明確にし、読み手の関心を的確に誘導できます。
また、過去のパフォーマンスと比較したトレンドを簡易的なグラフで提示することで、数値の変動を視覚的に補足できます。特に、目標対比が大きく乖離している場合は、簡潔な注釈を添えて背景を補足しておくと、後続の詳細セクションへの導入としても機能します。
キャンペーン/媒体別の実績
広告レポートでは、キャンペーン別/媒体別に成果指標を分解して比較表示することが重要です。各配信チャネルの主要指標を一覧化・グラフ化し、施策ごとの成果や費用対効果を明確に把握します。このように整理・比較することで、どの媒体やキャンペーンが高いパフォーマンスを示しているか、あるいは改善の余地があるかが一目で分かります。媒体ごとの特徴や強み、弱みを可視化し、費用配分や訴求軸の見直しといった具体的な改善ポイントの発見につなげることが可能です。
また、KPI達成度や媒体ごとの予算配分を指標ごとに照らし合わせることで、次回以降の運用戦略や予算最適化の判断材料として活用できます。このセクションの目的は、数値を比較するだけで終わらせず、成果と課題を客観的に洗い出し、改善アクションへつなげることにあります。
セグメント別パフォーマンス
デバイス別(PC/スマートフォン)、地域別、曜日・時間帯別などの要素に分解してデータを集計・比較することで、ユーザーごとの行動特性やニーズの違いを細かく把握でき、媒体ごとの成果差や効率的な予算配分につなげることができます。例えば、デバイス別にCVRやCPAを確認すれば、どのデバイスに注力すべきかが一目で分かります。地域ごとの成果比較では、反応率や費用対効果の高いエリアへの配信強化、成果が伸び悩むエリアでの施策見直しといった意思決定を支援します。また、曜日・時間帯ごとの分析によって、配信スケジュールの最適化や予算配分の再検討が可能となります。
こうした詳細なセグメント分析は、ターゲティングの粒度を高め、広告配信の無駄を省くために重要です。さらにグラフやヒートマップでの可視化を行うことで、関係者全体の認識を揃えやすくなり、より実践的な広告戦略の策定につながります。
時系列トレンド分析
成果指標の時系列推移をグラフで可視化し、週次や月次のデータ比較を行うことで、広告施策の変化や市場環境の影響を、短期・中期の両方の視点から客観的に把握できます。さらに前年同月や過去のキャンペーン期間との比較も合わせて行うことで、季節要因や施策の再現性まで見極められます。
急激な数値の変動が見られた場合、その要因を特定する必要が生じます。「キャンペーン開始」「ターゲティング変更」「LP差し替え」といった施策の実施タイミングや、数値に影響を及ぼしたと考えられる外部要因を示すことで、数字の変化が何によるものかを読み手に分かりやすく伝えられます。
考察と次回施策の提案
レポートの最後には「なぜその結果になったのか」という背景分析と、次回に向けた具体的な施策案や仮説を提示することが不可欠です。データや数値の報告だけではなく、その裏にある要因や今後のアクションまで明確に伝えることで、レポートの価値が最大化されます。
まず、主要な指標や成果の変動について、その原因を分析し、仮説を立てて根拠とともに解説します。 例えば「CTRの改善に対してCVが伸び悩んだのは、LP最適化の遅れが影響したと考えられる」など、データと背景をセットで示すことが重要です。さらに、得られた考察に基づき、次回に向けた施策案を具体的に提示します。「スマホでのCPAが高いため、スマホ向けクリエイティブの強化を検討する」「CVRが高い時間帯へ広告予算の配分を集中させる」といった形で、実行可能なネクストアクションを明示します。
広告レポートの作成フロー
広告レポートを作成するにあたっては、データ収集、可視化、分析、共有、次回施策への反映という一連の流れを一貫して設計することが重要です。工程ごとにやるべきことや役割分担を明確にし、誰が担当しても同じ品質でレポートを作成できる体制を整えることで、業務の安定性と効率を高めることができます。
実際の作成フローについて、以下の項目で順に説明していきます。
1.モニタリング指標とレポート目的の設定
広告レポート作成の第一歩は、「何を達成するためのレポートなのか」という目的を明確にし、それに紐づく評価指標(KPI)を明確に定めることです。目的とKPIをセットで定義することで、集めるべきデータや分析の軸が担当者間でずれることを防ぎ、チームや関係者間の認識も自然と揃います。例として、コンバージョンの最大化が目的ならCV数やCPA、ROASなどが主要KPIとなります。クリエイティブ改善が主眼ならCTRや表示回数など上流指標も重視します。
KPIは関係者の職種や立場によって優先順位が異なる場合があるため、誰に向けたレポートなのかを意識した設計も必要です。例えば経営層には売上や利益率、運用担当者には入札単価やCVRといったKPIが求められます。レポート設計段階で読み手を想定し、目的と指標を明文化しておくことが、価値のある広告レポートを作るためには不可欠です。
2.分析に使用するデータの収集
広告レポートの基盤となるのは、各媒体から必要なデータを正確に収集し、分析やレポート作成に適した形式で出力・管理することです。Google広告やSNS広告など、複数の媒体を利用している場合、媒体ごとの管理画面からデータを取得し、ExcelやGoogleスプレッドシート、BigQueryやMySQLなど、自社の運用に合った出力先を決めて整理します。
加えて、自動連携やカスタム列の設定を活用すれば、データ更新や集計の作業効率を大幅に向上できます。API連携や自動スクリプト、各種BIツールへの接続機能を使えば、データの転記ミスや更新遅れを防ぎ、日々の業務を効率化できます。
さらに、媒体単位、広告グループ単位、キーワード単位など、分析目的に応じた粒度でデータを取得しておくことで、後工程のレポート作成がスムーズになります。こうした仕組みの構築が、レポート全体の品質や説得力を支える重要な土台となります。
3.データ整理とクリーニング
広告レポートの分析精度を高めるには、収集したデータを分析に使う前に整理することが不可欠です。欠損値や重複値の修正、書式や表示形式の統一などを行い、一貫性のある統合データへと整形することが求められます。この工程を丁寧に行うことで、媒体ごとのデータ表記や単位の違い、異常値や不要データの混入などによる誤判断を防ぎ、分析や可視化の信頼性を向上できます。
また、目的を達成するためにはどういった指標が必要かを考え、その指標を作成・整備しておくことも必要になります。必要なKPIを収集データから算出するために、どのようなデータ加工や計算ロジックが必要か整理し、目的に沿った指標を出力するための集計や計算を行います。
4.データ可視化と分析設計
データを示す際は、数字や分析結果を単に並べるのではなく、レポートの読み手に背景や意味、次に取るべきアクションを分かりやすく伝えられる構成にすることが重要です。単なる表や数値の提示だけでは伝わりづらい内容は、適切なグラフを作成するだけでなく、注釈や色分け、吹き出しやラベル付けなどの視覚的な工夫を加えることで、読み手の理解度がさらに高まることが期待できます。
併せて、多角的な分析軸を用意し、複数の視点からデータを読み解く設計をすることで、単一指標では見落としがちな課題を発見しやすくなります。単発的な成功や失敗を示すのではなく、継続的な成長や改善に活かせる形でデータを示すことが重要です。
5.レビュー共有および次回の改善アクション設計
完成したレポートは必ず関係者へ提出し、内容についてレビューと意見交換を行います。この場では、成果と課題を明確に伝えるだけでなく、指標ごとの成功要因や改善ポイントも丁寧に説明し、共通認識を醸成します。定例ミーティングや報告会でレポートを活用し、KPIの達成状況や仮説とのギャップ、変動要因を具体的に共有することが重要です。
その中で明らかになった課題や成功要因をもとに、次回施策に向けた仮説立案と具体的なアクション計画を策定します。例えば「デバイス別でCVRに差が出たため、スマホ訴求の見直しを実施する」「曜日別の成果を受け、入札配分を調整する」といった形で、改善策をレポート内や会議で明示し、すぐに運用へ反映できる状態を目指します。
また、関係者からのフィードバックや意見は、レポート自体の構成や分析軸の見直しにも役立ちます。こうしたレビューと改善提案をワンセットで運用に組み込み、施策改善のためのサイクルを回すことで、広告施策の精度と実行力が高まり、チームやクライアントとの信頼関係も着実に強化されていきます。
BIツールを用いたレポート作成によるメリット
従来、広告レポートはExcelやGoogleスプレッドシートを用いた手動集計が主流でしたが、広告運用の複雑化や多媒体化が進む中で、BIツールを活用したレポート作成が注目を集めています。BIツールを導入することで、データ取得や数値反映の自動化や、広告レポートの精度や効率、拡張性の向上が期待できます。
以下、BIツールでのレポート作成におけるメリットを順に説明していきます。
1.自動更新によるリアルタイムでの可視化
BIツールを広告レポートに導入することで、API連携によるデータ自動取得が可能となり、手作業や転記ミス、更新遅延といった課題を解消できます。広告費や主要KPIが常に最新の状態でダッシュボードに反映されるため、即時の分析や意思決定が可能です。
定期的な自動更新スケジュールを設定すれば「毎朝のミーティング時点でレポートが最新の状態に保たれている」という運用も実現できます。担当者はレポートの手動更新やファイルの管理に時間を割く必要がなくなり、データの更新忘れやミスによる信頼性低下も防げます。
リアルタイムで最新のKPIを確認できる環境は、運用担当者が異常値や急激な変化に即座に気づくためにも重要です。前日比でCPAが急騰した場合でも、すぐにアラートを受け取ったり、ダッシュボードで確認したりすることで、即時の対策判断が可能になります。
2.大量データと複数ソースの統合管理
BIツールはExcelやスプレッドシートに出力されたデータだけではなく、クラウドデータベースや各種APIとの連携によってデータを取得できます。これにより、大量のデータを高速かつ安定的に取り扱うことができます。
さらに、広告、GA4、CRM(顧客関係管理)など、複数の異なるデータソースを自動的に一元管理できるため、従来のような手動でのデータ統合や指標の合わせ込み作業が不要になります。煩雑な集計作業を大幅に効率化できるだけでなく、媒体単位では見えなかった全体像や新たなインサイトを素早く発見できる、横断的なデータ分析のできる環境を構築できます。
3.データの視認性と分析効率の向上
BIツールでは、複雑な数値情報を分かりやすく視覚化するためのビジュアル作成機能が標準装備されており、ドラッグ&ドロップ操作で自由に構成を変更できます。基本的な棒グラフや折れ線グラフだけではなく、ヒートマップ、ファネルチャート、散布図など、指標ごとの意味に応じたグラフやチャートを簡単に作成でき、データの意図を直感的に伝えられます。
また、従来のExcelやスプレッドシートでは、複数のシートを切り替えたり、手動でフィルタを設定したりする必要があり、分析や仮説検証に大きな手間がかかっていました。一方BIツールでは、フィルタやスライサーを直感的に操作でき、数値やグラフをクリックするだけで関連データがその場でドリルダウン表示されます。これにより、必要なデータを瞬時に絞り込み、クロス集計や比較を効率よく行えます。
4.クラウド共有と権限管理の運用性の高さ
広告レポートのクラウド共有機能を利用することで、ファイルを個別に送信・配布する必要がなく、常に最新のレポートを関係者全員がリアルタイムで閲覧できます。さらにレポートやビュー単位で柔軟な権限管理ができ、組織単位でのアクセス制御やログイン履歴の管理も行えるため、自社のセキュリティポリシーに準拠した運用が可能です。
加えて、多くのBIツールには定期メール配信機能があり、週次・月次のレポートを自動で関係者に配信できます。これにより、レポートを更新するたびに関係者に送付する必要がなくなり、常に手間なく最新の情報を共有することが可能です。
BIツールを用いた広告レポートテンプレートの活用
広告レポートの作成効率を高め、説得力のある成果報告を安定して提供するには、BIツールで活用できるテンプレートの導入が効果的です。テンプレートを使えば、担当者ごとにレポートの内容や品質がばらついてしまうことや、特定の担当者しかレポートを作れない状況を防げます。
テンプレートには、主要指標やチャート構成、注釈・比較ラベルの配置などがあらかじめ設計されているため、新しい案件でも土台を流用して迅速にアウトプットが可能です。BIツールの代表例であるLooker StudioやPower BIでは、データを差し替えるだけで同じ構成を再利用できる仕組みが整っており、毎回最初から設計する必要がありません。これにより、レポート作成のやり方が統一され、担当者が変わっても品質や内容が安定します。結果として、作業効率が飛躍的に向上し、レポート全体の説得力と一貫性も高まります。
また、標準化されたフォーマットの導入により、クライアントからのフィードバックや急な修正依頼にも柔軟かつスピーディーに対応できる体制が整います。定型部分の自動化によって、担当者は考察や改善提案など、注力すべき付加価値の高い業務に集中できる点も大きなメリットです。
サイトエンジン株式会社では、Looker StudioおよびPower BIで作成した広告レポートのテンプレートを提供しております。以下の見出しで、ツールごとにテンプレートのサンプルを紹介します。
Looker Studio版テンプレート
Looker Studioの広告レポートのテンプレートとして、弊社はFacebook(Meta)広告レポート、Google広告検証シート、ECサイト広告効果検証レポートを提供しております。
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広告レポートでは、広告費やクリック数、CPM、CTR・平均クリック単価・CV数・CV単価といった主要指標の自動集計に加え、検索キーワードごとのパフォーマンスやデバイス別の成果も網羅しています。月別・週別の推移やコンバージョン単価の変動もグラフで可視化されており、広告出稿後の分析や改善に役立ちます。
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いずれのテンプレートも、サンプルをそのままご購入いただけます。貴社に応じたデータや分析項目を追加し、独自のレポートテンプレートを作成することも承ります。詳細については、サービスページをご覧ください。
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まとめ
BIツールを活用した広告レポート作成は、その効率・精度・説得力を向上させるために非常に有効です。自動更新やデータ統合といった機能の活用や、標準テンプレートの導入により、品質の高いレポートを迅速に作成できます。業務の最適化と成果の最大化をぜひ実現してください。
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