Web担当者必見!OpenAI公式発表「8つの数字」で知るChatGPTの現在と集客戦略

2025年10月21日

2025年9月、「誰がどのような目的でChatGPTを利用しているか」を分析した初めての研究結果が、OpenAIより発表されました。

今回はその研究論文(NBER Working Paper 34255 “How People Use ChatGPT”)をもとに、ChatGPTのリアルな利用実態を8つの重要な数字で解き明かします。最新トレンドを知り、明日からのWeb集客のヒントを見つけてください!

1. 【世界人口の10%】 もはや”特別なツール”ではない利用者数

まず驚くべきはその規模です。2025年7月時点で、ChatGPTの週間アクティブユーザー(WAU)は7億人を突破しました。これは世界の成人人口の約10%にあたる数字です。

もはや一部のIT専門家が使うツールではなく、世界中の人々が日常的に利用する「標準ツール」になりつつあります。Web集客のターゲットとなる顧客も、情報収集の方法としてChatGPTを使い始めている可能性が高いと言えるでしょう。

2. 【70%】 利用の主流は「仕事以外」の目的

ChatGPT利用の約70%は仕事以外の目的で使われています。以前の同じ項目の数値は53%だったことも踏まえると、プライベートでの利用が急速に拡大していることがわかります。

つまりChatGPTの利用がより一般化し、旅行の計画、献立の相談、趣味の情報収集など、日常の「知りたい」「助けてほしい」を解決するために利用されるようになっている、ということ。この事実は、顧客の検索行動を分析する上で重要なヒントになるかもしれません。

3. 【80%】 ChatGPTの3大活用法

では、具体的に何に使われているのでしょうか?利用目的の約80%は、以下の3つのカテゴリーに集約されます。

実践的なガイダンス (Practical Guidance)
料理のレシピやトレーニング計画など、具体的なアドバイスを求める。

情報収集 (Seeking Information)
特定の事実や出来事について調べる。従来のWeb検索に近い使い方。

ライティング (Writing)
メールや文章の作成、編集、要約など。

なかでも「情報収集 (Seeking Information)」は、2024年7月は全体の14%だったのに対し、1年後の2025年7月には24%に増加しています。AIを用いた情報収集が拡大しつつある状況がわかります。

4. 【40%】 ビジネス利用の最多は「ライティング」

仕事を目的とした利用に絞ると、その40%が「ライティング」関連でした。

ブログ記事の構成案作成、メルマガの文面、広告のキャッチコピー、SNSの投稿文など、集客に欠かせないあらゆる文章作成業務で、ChatGPTが強力なアシスタントとして活躍している様子がうかがえます。

5. 【3分の2】 「ゼロから作成」より「手直し」がメイン

ライティングの内訳をさらに見ると、約3分の2がテキストの修正(編集、批評、翻訳、要約など)でした。

「ゼロから全てをAIに書かせる」のではなく、「自分の下書きをAIに渡して、より良い表現に磨き上げてもらう」という使い方が主流のようです。これにより、オリジナリティを保ちつつ、効率的に質の高いコンテンツを生み出すことができます。

6. 【49%】 AIは最高の「壁打ち相手」

ユーザーの「意図」も分析されています。タスクの実行を求める「Doing(実行する)」をおさえ、情報やアドバイスを求める「Asking(尋ねる)」が最多(49%)となりました。

これは、ユーザーがChatGPTを単なる作業ツールとしてではなく、意思決定をサポートしてくれる「相談相手」や「リサーチアシスタント」として捉えていることを示しています。これを読んでくださっているみなさまも、新しい施策のアイデア出しや、企画の壁打ち相手として使っているかもしれませんね。

7. 【5倍以上】 止まらない成長スピード

成長スピードにも著しいものがあります。ChatGPTで送受信されるメッセージの総量は、2024年7月から2025年7月の1年間で5倍以上に増加しました。

これは、新しいユーザーが増えているだけでなく、既存のユーザーがより頻繁に、より深く活用するようになっていることも意味しています。

8. 【46%】利用者の中心は若年層!男女差はほぼ解消へ

利用者の属性にも注目しましょう。論文によると、メッセージの約46%が18歳から25歳のユーザーによるものです 。

また、利用者の男女比はほぼ解消されています。サービス開始当初は男性名のユーザーが約80%を占めていましたが、2025年6月には女性名のユーザーが男性名を上回る結果となりました 。

これは、ChatGPTが性別やITリテラシーに関わらず、幅広い層に浸透していることを示しています。みなさまのWebサイトのターゲット顧客も、当たり前のようにChatGPTを使っている世代かもしれませんね。

まとめ:AIを使いこなし、集客力を加速させませんか?

8つの数字から、ChatGPTの利用に

・「文章作成」と「調査・相談」のアシスタントとして、ビジネスのツールになりつつある
・若年層を中心とした多数のユーザーに浸透している
・ChatGPTを使った情報収集も拡大しつつある

といった現状があることが読み取れます。

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金子 菜未

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