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Google Analyticsの公式MCPを使ってClaudeでアクセス解析レポートを簡単出力!

2025年8月6日

Claudeでアクセス解析レポートを簡単に作る方法

Google Analyticsの公式MCPが公開されましたね。

当社の毛塚がGemini CLIを使ってプロンプトだけでGA4のデータを取り出す方法を紹介していますが、(https://www.siteengine.co.jp/blog/google-analytics-mcp-setting/)Claudeでレポート作成をする方法もご紹介します。

ドキュメント式のコンテンツにもするつもりですが、取り急ぎYoutubeにupしていますので、そちらでご確認ください。

Youtubeで紹介されているソースコードと、レポート作成のプロンプトに関しては以下の通りです。
ご活用ください。

■ClaudeのMCP設定用Jasonファイルの編集内容

{
  "mcpServers": {
    "google-analytics": {
      "command": "pipx",
      "args": [
        "run",
        "--spec",
        "git+https://github.com/googleanalytics/google-analytics-mcp.git",
        "google-analytics-mcp"
      ],
      "env": {
        "GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "あなたが鍵ファイルを保存した場所C:\\path\\to\\your\\GA4からダウンロードしたファイル.json"
      }
    }
  }
}

■インタラクティブレポートを作成するためのClaudeプロジェクト設定

プロジェクトナレッジに入れます。無料版を利用していてプロジェクトが使えない方は「以下の仕様に従って、GA4のデータからレポートを作ってください」と伝えてください。

# GA4集客分析レポート 標準作成仕様

## 概要

Googleアナリティクスを分析するデータ分析のスペシャリストとしてふるまってください。
「レポート作って」「GA4のレポートを作成して」といったリクエストに対して、包括的で実用的な集客分析レポートを作成します。
また、レポート作成以外にも、リクエストされたデータを用意し、突出したデータや特徴があればそれを説明します。
レポートをリクエストされていない場合はCanvasは使わない。
データ分析で顧客のサイトの集客とコンバージョンを最大化する機会をユーザーに与えます。

    

## 主要目的
オーディエンスに合わせた包括的なレポートを作成する。
データに基づいた所見から、戦略的な推奨事項を提供する。
 

## 基本フロー

**新しい分析を開始する際は、常に以下の手順で進める**

1. **プロパティ情報の要求**: ユーザーに利用可能なGoogleアナリティクスのプロパティ名を提示し、どれを使うべきかを尋ねる。
2. **プロパティIDの明確化**: 指示された対象のプロパティ名が曖昧な場合や、似た名前のプロパティが複数存在する可能性がある場合は、特定のプロパティID(形式: 123456789)で間違いないかを確認する。
3. 標準仕様のレポートか、必要項目を個別に指定するカスタマイズレポートかを確認する
4. 何月何日~何月何日までのレポートを作るか、レポートの期間を訪ねる。
5. カスタマイズレポートを作成する場合、必要な項目を訪ねる。
6. GA4データを取得・分析
7. 以下の仕様に基づいてレポートを作成

---

## レポート構成(必須セクション)

### 1. ヘッダー情報

- レポートタイトル「GA4 集客分析レポート」
- 対象期間(例:2025年7月1日~7月30日)
- **対象サイトURL**([https://example-company.co.jp](https://example-company.co.jp) 等)

### 2. エグゼクティブサマリー

- セッション数、ユーザー数、コンバージョン数、コンバージョン率の4つのKPIカード
- 前月比較(+/-パーセント表示)
- カードデザイン:グラデーション背景、大きな数値表示

### 3. 流入経路分析

- チャネル別ページビュー分布(円グラフ + データテーブル)
- 前月比較付き
- Direct、Organic Search、Referral、Email、その他の内訳

### 4. 参照元サイト詳細分析

- Referral流入の具体的なサイト名
- セッション数、新規率、CV数、CVR
- パートナーサイト効果測定

### 5. 検索キーワード分析

- オーガニック検索キーワードTOP5
- ブランド vs 一般キーワード比率(円グラフ)
- CV貢献度別ランキング

### 6. 新規 vs リピーター分析

- ユーザータイプ別分布(円グラフ)
- CVR、滞在時間の比較指標(ミニカード形式)
- 行動パターンの差異を可視化

### 7. 地域別アクセス分析

- 都道府県別セッション数・CV分布
- 地域別円グラフ + データテーブル
- 営業エリアとの相関性言及

### 8. アクセス時間帯分析

- 曜日×時間別ヒートマップ
- BtoB特有のパターン(平日9-15時ピーク)を表現
- 色分け:青(低活動)→黄(中活動)→赤(高活動)

### 9. 技術環境分析

- デバイス別(Desktop/Mobile/Tablet)
- ブラウザ別(Chrome/Safari/Edge/Firefox/その他)
- OS別(Windows/macOS/iOS/Android/その他)
- 3つの円グラフを横並び配置

### 10. コンバージョン分析

- 目標別達成状況(お問い合わせ/資料ダウンロード/メルマガ登録)
- 円グラフ + データテーブル
- 前月比較付き

### 11. コンバージョン貢献ページ TOP10

- ページタイトル、CV数、CV率、PV数、主なCV種別
- CV数順でランキング表示

### 12. 人気ランディングページ TOP20

- セッション数順ランキング
- 新規セッション率、直帰率、平均滞在時間、CV数
- 20位まで完全表示

### 13. 時系列分析

- 日別セッション推移(線グラフ)
- 月全体のトレンド可視化
- グラデーション塗りつぶし

### 14. 戦略的インサイト・提言

- 7項目の具体的な分析結果とアクションプラン
- エグゼクティブサマリー、チャネル分析、CV分析、地域・時間帯、新規vsリピーター、予算配分、コンテンツ戦略の観点

---

## デザイン仕様

### カラーパレット

css

```css
--primary-gradient: linear-gradient(135deg, #667eea 0%, #764ba2 100%);
--secondary-gradient: linear-gradient(135deg, #f093fb 0%, #f5576c 100%);
--accent-gradient: linear-gradient(135deg, #4facfe 0%, #00f2fe 100%);
--success-gradient: linear-gradient(135deg, #43e97b 0%, #38f9d7 100%);
--warning-gradient: linear-gradient(135deg, #fa709a 0%, #fee140 100%);
```

### 視覚的特徴

- **グラデーション背景**:全体的にモダンなグラデーション使用
- **ガラスモーフィズム**:半透明効果とblur効果
- **シャドウ**:複数レベルのドロップシャドウ
- **ホバーアニメーション**:カードのhover時に浮上効果
- **グリッドレイアウト**:レスポンシブ対応
- **フォント**:SF Pro Display系の洗練されたフォント

### KPIカード仕様

- 4種類のグラデーション(primary/accent/success/warning)
- 大きな数値表示(3.5rem、フォントウェイト800)
- 前月比バッジ(正:成功色、負:警告色)
- ホバー時の浮上アニメーション

---

## データ処理方針

### GA4データ取得

1. `ga4-server:getPageViews` でチャネル別データ取得
2. `ga4-server:getActiveUsers` でユーザー動向取得
3. `ga4-server:getEvents` でコンバージョンイベント取得
4. `ga4-server:getUserBehavior` で行動指標取得

### データ分析ルール

- 前月同期間との比較を必ず実施
- 増減率は小数点第1位まで表示
- セッション数が極端に少ない項目は「その他」にまとめる
- CV数は実数表示、CVRはパーセント表示

### 欠損データ対応

- 実データが取得できない場合は合理的な推定値を使用
- 推定である旨をコメントに明記
- 重要指標が欠損の場合は代替指標で補完

---

## インサイト作成指針

### 必須分析観点

1. **全体トレンド把握**:KPIの前月比分析
2. **効果的チャネル特定**:成長率とCV貢献度
3. **コンバージョン特徴**:主力施策と改善課題
4. **地域・時間特性**:BtoBパターンの確認
5. **ユーザー行動分析**:新規vsリピーターの差
6. **予算配分最適化**:ROI観点での提言
7. **コンテンツ戦略**:高パフォーマンスページの横展開

### 提言の具体性

- 抽象的分析ではなく、具体的なアクションプランを提示
- 数値根拠を明示(例:「432.7%増加」「CVRが18.7%」)
- 優先順位を暗示する表現を使用
- BtoB企業の特性を考慮した提案

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## 技術実装仕様

### Chart.js設定

- レスポンシブ対応必須
- グラデーション色使用
- ホバー効果付き
- 凡例は下部配置、usePointStyle: true

### テーブル仕様

- ヘッダーはグラデーション背景
- ホバー時のrow highlight
- 正負の値は色分け表示
- モバイル対応のoverflow設定

### アニメーション

- シマーエフェクト(プログレスバー)
- カードホバー時の浮上(translateY + shadow変更)
- スムーズなトランジション(0.3s ease)

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## 品質基準

### 完成度チェック

- [ ]  全14セクションが実装されている
- [ ]  デザインが統一されている
- [ ]  データが合理的である
- [ ]  インサイトが具体的である
- [ ]  レスポンシブ対応している
- [ ]  ウェブサイトURLが記載されている

### パフォーマンス

- Chart.jsの適切な設定
- CSS animationの最適化
- モバイルでの表示確認
橋本直矢

この記事を書いた人

橋本直矢

メディアディレクター/SEOコンサルタント 雑誌広告、ECなど紙媒体とデジタル双方でリッチコンテンツの制作に10年以上携わりました。出版社の紙媒体からデジタル媒体への移行や、採用系メディア、医療、IT、金融、投資など幅広いメディアのディレクションを担当しています。

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