AI活用が当たり前になりつつある今、サイトエンジンでは、外部パートナーの皆様との連携をさらに深め、共に業務の質を高めていきたいと考えています。
この記事では、先日実施した、外部パートナー向けのAI研修についてご紹介します。
AI活用の現状と研修の目的
最近よく耳にする「AI活用」ですが、先日サイトエンジンではライターさんなどの外部パートナー向けにAI研修を開催しました。AIの活用がスタンダードになってきているため、AIを使う仕事と使わない仕事の間に明確な垣根がなくなってきています。
この状況を踏まえ、AI研修を通じて、AI活用や理解の現状を把握し、業務のレベルを底上げすることを目指しました。
社内でもAI活用が進められており、先行してAIを活用しているメンバーが集まり、業務への応用や改善点について話し合っています。今後は、気軽にAIに関する意見を持ち寄る意見交換会を実施する予定です。
コンテンツ作りがもっとスムーズに!具体的な研修内容は?
全体的にはコンテンツ制作に関するWebマーケティング研修の一環として実施しました。
■主な研修内容
- コンテンツの「企画立案」と「内容設計」の仕方
- AIに任せられる部分と人の手で行うべき部分の境界線
- 最近のSEOの流れや特徴、テクニカルSEOと呼ばれる部分も含めた包括的な内容
- ライティングや見出し作成に役立つ具体的なAIツールの紹介
この研修を通して、外部パートナーの方々がAIを効果的に活用し、業務のレベルを底上げできるようにすることを目指しました。
じっくり、でも気軽に。少人数オンライン形式
今回の研修は、参加者8名という少人数で行いました。これは、じっくりと時間をかけてAIを実際に操作しながら進め、参加者の分からないことや疑問をその場で解消したり、気軽に相談したり、意見を聞きながら対応できるよう、人数を10人以下に絞ろうと考えたからです。
形式はオンライン(Zoom)で、画面を共有しながら3時間行いました。参加者と相談したり、こちらからのアドバイスを交えたり、ミーティングのような形で進めていきました。
研修に参加した8名の方からは、アンケートで様々な感想をいただきました。主な意見としては、「学んだことによって業務の幅が広げられそう」といった前向きな声が寄せられました。
AI活用に向けた継続的な支援と個々の成長
サイトエンジンでは、今回の研修結果を踏まえ、今後もAIに関する研修を継続的に行っていく必要があると考えています。

AIに関する理解はまだ多くの人が始めたばかりで十分とは言えません。そのため、AIをうまく活用できる人とそうでない人の間で差が生まれてしまうのが現状です。こうした状況を踏まえ、研修では参加者の皆さんに下記二点に注力してほしいとお伝えしました。
- 自分にとってどんなAIの使い方が最も適しているのか
- 自分であればどこまでAIを効果的に使いこなせるのか
この理解を深めることで、「仕事の幅を広げる」「何かに集中して業務を行う」といった、自身の働き方に合わせたAIの活用方法を主体的に判断できるようになります。
同時に、会社側としても、「この人ならこれができる」といった強みや適性を明確に把握し、より効果的な業務の割り振りや支援につなげていくことができると考えています。
AI活用が「当たり前」になる未来への戦略
AIを意識的に「使わなきゃ」と考える必要がある時期は、あと少しで終わるだろうと見ています。これは、今後AIが様々なツールに最初から組み込まれ、自動的に活用されるようになる可能性があるためです。
しかし、そうした状況でもなかなかAIを使わない人もいると考えています。そこで、そういった方々への意識改革を積極的に進めていく必要があります。この意識改革は、一方的な教育というよりも、AIに関する情報の積極的な発信や、AI活用による業務速度の比較といった情報共有を通じて行い、「このままでは遅れてしまう」という危機感とともに、AI活用の必要性を自然と実感していただけるよう働きかけていくことだと考えています。
また、サイトエンジンでは、全員が自然にAIを活用できるようになるための環境整備を積極的に進めています。具体的な方法として、Chat GPTのようなツールを個人用ではなく、チームで使える組織用プランで契約しています。これにより、皆が同じAIを使うことでチーム内の情報共有をスムーズにし、AI活用の度合いを深めることを可能にしています。
さらに、社内からの要望があれば、議事録AIやコーディングAIといった専門的な有料ツールについても、吟味した上で導入を進めています。
積極的にAIを導入し、皆で使うことを通じて学び、使うことでそれが当たり前になっていくという環境を整えていくことを目指していきます。