Webサイトを検索上位表示させるためのSEOの本質は、「ユーザー(検索エンジンを利用して訪れた人)に役立つWebサイト・コンテンツを提供すること」です。
「ホームページのアクセス数を増やしたい」「Webサイトを通じた問い合わせ・売り上げを増やしたい」といったお悩みに、サイトエンジンでは、「ユーザーのニーズに応えるWebサイトとコンテンツを作りましょう」とお答えしています。本記事で、ユーザーの満足度を高めるSEO対策のポイントについて紹介していきます。
SEOとは
SEOとは「検索エンジン最適化」(Search Engine Optimization)というマーケティング手法です。ネットで検索されたとき、自分のWebサイトが検索結果の上位に表示され、他のサイトよりも閲覧されやすくするための施策です。
SEOのメリットとデメリット
SEOのメリットは、
①検索ランキング上位に表示されると安定した集客が見込める
②ブランディング効果がある――などが挙げられます。
デメリットは、
①効果が表れるまでに時間がかかる
②ユーザーに検索されないトピックを届けるのは不得意――です。
このうち、SEOの効果が表れる時間について、通常、4か月から1年かかるとGoogleは説明しています。
(出典:https://support.google.com/webmasters/answer/35291?hl=ja)
Google対策が重要
日本での検索エンジンのシェアは、Googleが1位です。2021年5月のデータによると、Googleのパソコンでのシェアは約76%、スマートフォンでも約74%です。シェア2位はYahoo! JAPAN(パソコンで約14%、スマホで約24%)で、2つの検索エンジンでほぼ9割のシェアを占めています。
(出典:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan)
Yahoo!JAPANもGoogleのアルゴリズム(検索技術)を使用しており、基本的にはGoogleの検索エンジン対策を実施すれば、Yahoo!の対策にもなります。つまり、まず重要なのはGoogle対策なのです。
Googleは、ユーザーが評価するサイトを評価する
では、Googleが評価するサイトとは、どのようなものでしょうか。ヒントは、Googleが公表している「Googleの使命」に書かれています。この中で、「ユーザーの皆様が求めている情報を提供する」「関連性と信頼性の高い情報を提供し続けることができているかを計測する」と、検索に対する方針を表明しています。ここから、SEO対策で大切なことは、「ユーザーの役に立つ、高品質なサイト」が重要であることが読み取れます。
検索順位を上げるSEO対策のポイントとは
検索順位を上げる、良質なサイトの作成方法については、Googleが、SEOのポイントをまとめた「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」から分かります。
このガイドには、Googleが認識しやすく、ユーザーにも使いやすいサイトを作る(サイトの階層を整理する、画像を最適化する、サイトをモバイルフレンドリーにする)ことや、ユーザーが満足できるコンテンツを作る(コンテンツを最適化する)方法について、解説されています。これらをしっかり実行することが大切です。
このガイドを踏まえて、SEOで特に重要な基本の対策をお伝えします。
ポイント① ユーザーの質問に、分かりやすく的確に答える
ユーザーが満足できるコンテンツとは、検索窓に打ち込んだ「キーワード≒質問」の「答え」をしっかり提示できているコンテンツのことです。基本的に、人は、何かを知りたい時に検索エンジンにキーワードを入力します。ユーザーの疑問に向き合って適切に答えてくれるのが、すなわち、質の高い価値あるコンテンツです。Googleは、ユーザーのページ滞在時間などから、そのページがユーザーにとって有益かどうかを判断しています。ユーザーが「疑問が解消された」と満足でき、比較的長く滞在するコンテンツは、結果的にGoogleに高く評価され、検索順位が上昇していきます。実際に今、検索上位にあるページには、ユーザーが求めている情報、つまり検索キーワードのテーマに関する情報を網羅したコンテンツが多いはずです。
ポイント② ユーザーに選ばれる・読まれるタイトルを設定する
ページのタイトルを考える時、特定の疑問や要望を持っているユーザーがどのような検索キーワードを入力して目的のページを探し出し、閲覧に至るのか推測する必要があります。
また、ユーザーが知りたい情報が入った、検索ニーズを満たす内容であることを、タイトルの中ではっきり伝えなければいけません。キーワードや伝えたいポイントはできるだけタイトルの前半に持ってくる必要もあります。
逆に、自社のサイトにまだ存在しないけれど、ユーザーの検索ニーズがあるコンテンツを検索キーワードから把握し、新たにページを作成することも大切です。
タイトルを決める方法について、詳細は、「読まれるタイトルとは? 11のテクニック【例文あり】」や「【保存版】SEOキーワード調査の方法 競合調査やボリュームを調査するツールも紹介」でまとめています。
ポイント③ Googleが最も重視する「信頼性」を明示する
Googleの検索品質評価ガイドラインでは「E-A-T」の重要性が述べられています。
E-A-Tとは
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
です。
やさしい言葉で言い換えると、「詳しい」「多くの人に認められる」「事実である」。この三つの要素を取り入れて作成したコンテンツやサイトは、質の高いサイトとして評価されやすくなります。そのためには、出典や監修者のプロフィールなどを明記して、情報の根拠を示すことが大切です。詳しく知りたい方は
「SEOで重要なEATを高める対策方法」や
「NHKの記事を参考事例としてE-A-T(専門性、権威性、信頼性)を上げる方法を学ぶ」
「E-A-Tの信頼性を上げる方法 「強い情報」を記事に含める」
もご覧ください。
ポイント④ ページの表示速度に気を付ける
コンテンツの中身だけでなく、使いやすさや快適性も重要です。技術面での評価項目の一つが、ページの表示速度です。皆さんは、Webページにアクセスした時に、いつまでたっても表示されずにイライラしたことはないでしょうか。そういう時は、表示されるまで待てずに別のサイトに移ってしまうことも多いと思います。Googleは、こうした利便性の低いページは評価していません。検索順位を決めるアルゴリズムに、ページの表示速度を組み込んでおり、スピードが遅いページは順位が下がっています。改善するには、画像や参照ファイル(CSS、JavaScript等)を軽量化する対策が必要です。詳しくは「サイトスピード高速化によるメリットとは?計測ツールや改善方法と共にご紹介します」でも解説しています。
(参考:https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html)
ポイント⑤ モバイル端末でも読みやすくする
スマートフォンなどのモバイル端末からのアクセス数が増える中、Googleはモバイル端末から見るサイトの使いやすさも、検索順位を決める評価指標としています。モバイル端末のユーザーがストレスなく閲覧できる対策が重要です。詳しい方法は、「MFI(モバイルファーストインデックス)とは?移行時のポイントを解説【2020年完全移行】」でも紹介しています。
まとめ
今回は、効果が出やすい重要なSEO対策のポイントを紹介しました。どれも小手先の技術ではなく、ユーザーにとって有益なサイトを制作するための本質的な対策です。もっとSEOについて知りたい、という方は、下記のおすすめの関連記事をご覧ください。SEOには即効性はありませんが、地道にやり切ることで中長期的な成果が見込めます。
サイトエンジンでは、SEOに特化したコンテンツ制作(かくたま)や、Webサイトの改善を支援するアクセス解析サービス(コンテンツコンパス)に取り組んでいます。気になった方はお気軽にお問い合わせください。
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