いまや自社サイトの管理には欠かせない、Googleサーチコンソール。フル活用できていますか?
Googleアナリティクスがユーザー属性や集客経路、コンバージョン状況を把握するための解析ツールなのに対して、Googleサーチコンソールでは、自社サイトの検索順位を把握したり、検索クエリを見てユーザーがどんなキーワードで検索して訪問したかを知ることができます。また、自社サイトに貼られた被リンクや、Googleによるインデックス状況、サイトマップの送信、リンク切れなどのエラーページを確認することもできます。
アナリティクスとサーチコンソールを活用できれば、自社サイトの運用状況についてかなり細かいデータまで知ることができるのです。しかも無料ですから、これを使わない手はありません。
ただし、これは「活用できれば」の話。現実はなかなか簡単にはいかないようで・・・。
「社内で使いこなせる人がいない」
「時間がない」
「担当者がいない、担当部署がない」
「データはあっても、どう生かしてよいかわからない」
「データの読み方がわからない」
などの悩みが弊社にも多く寄せられます。
そこで社内の他の担当者に任せたり、外部のコンサルティング会社やSEO会社などに解析やSEO対策を外注しようということになるのですが、そのときに必要になるのが、新しいユーザーを追加して、閲覧権限を共有する作業です。
この共有設定の変更は実はとても簡単!です。
さっそく、Googleサーチコンソールの共有設定について説明します。
社内でも社外でも共有できる、サーチコンソールの権限設定方法
サーチコンソールの設定画面から、共有したいユーザーを追加します。社内でも社外の人でも追加できます。ただし、この操作ができるのは「所有者」のみです。
1. まずは「今すぐ開始」からサーチコンソールにログインします。

Googleアカウントでログインしてください。

2. 画面左のメニューにある「設定」をクリック。

3. 「ユーザーと権限」に進みます。

注意! ユーザーの追加ができるのは所有者(オーナー)のみです。「所有者の確認」で「あなたは委任された所有者です」と表示されている場合は、ユーザーの追加や権限の移譲はできません。当然ですよね、誰でもできたら怖いです!!このように社外など第三者に共有しても、勝手にユーザーを追加できないようになっているので安心してください。 所有者権限のあるGoogleアカウントでログインしてからユーザーの追加を行ってください。

4. 追加したいメールアドレスを入力します。「権限」で「制限付き」か「フル」かを選択し「追加」をクリックしすれば共有設定は完了です!
サーチコンソールの権限には「制限付き」と「フル」がありますが、データを閲覧するだけの目的であれば「制限つき」で十分です。外部の会社にデータを渡して分析してもらいたいときや、社内の複数人で閲覧したいときは「制限つき」を選べばよいでしょう。

Google IDとパスワードがなくても共有できる
ユーザーを追加するのにGoogleのIDとパスワードは求められません。社外の人にIDやパスワードを渡すのは抵抗がありますが、共有したい相手のメールアドレスを追加するだけでデータを共有できるのは便利ですね。とはいえ、アドレスやデータを悪用されては大変ですから、むやみにユーザーを追加しないこと、付与する権限は慎重に行ってください。
まとめ
Googleサーチコンソールは意外にも、社外であってもメールアドレスだけで簡単に共有できます。誰と共有するかは慎重に行う必要がありますが、データの持ち腐れにならないよう、社内で共有したり、専門家に依頼するなどして、積極的に活用していきましょう。
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