コンテンツ制作ブログ

デジタルマーケティング、コンテンツマーケティング、
データ分析などに関するお役立ち情報を発信

ナレッジマネジメントとは? 概要や企業の導入事例を解説

2021年11月15日

ナレッジマネジメントについて本記事では概要や実践方法、企業の導入事例についてご紹介いたします。

社員が個々人で持っている知識や経験、ノウハウ。その中には業務向上や改善のための重要な知識が眠っているかもしれません。知識を集約し活用するためにどのように取り組めばいいのか、その一例について解説します。

ナレッジマネジメントの概説

ナレッジマネジメントという考え方は日本で野中郁次郎氏が提唱した経営理論の考え方です。業務に関して個々人が持っている知識を共有、活用すること新たな知識を創造し、それを経営に実践することを意味します。業務内で個人別に集約されている知識、経験、ノウハウ等をメンバー全体で共有することにより、業務の効率化やさらなる新しいアイデアの元になることが期待されます。ナレッジマネジメントではその活用方法としてSECIモデルというフレームワークが提唱されています。詳しくは後ほど説明します。

ナレッジマネジメントにおけるナレッジのタイプ

ナレッジとは知識や知見という意味ですが、そんなナレッジにも2つのタイプが存在します。「暗黙知」と「形式知」と呼ばれるものです。

暗黙知

暗黙知とは経験や勘などのように言語化が簡単にできないようなその人個人に基づく知識のことを指します。暗黙知は個人に蓄積され簡単には共有しづらいものと言えます。そのため共有をするためには文章や表などに表現する必要があります。

形式知

形式知とは言葉や文章で表現された知識のことを指します。数値化されたデータなどが形式知にあたります。暗黙知と異なり、言語化や数値化されているので知識の共有が可能になります。

ナレッジマネジメントには暗黙知を形式知に変換することが重要になります。

ナレッジマネジメントの実践:SECIモデル

ナレッジマネジメントの実践にはSECI(セキ)モデルというフレームワークがあります。この理論はナレッジマネジメントの基礎的な理論として知られています。そのステップを1つずつ紹介していきます。

共同化(Socialization)

共同化とは経験を通して暗黙知が移転されるプロセスのことです。先輩が持つ技能や知識を実務を通して自身の身につけることなどが例として挙げられます。共同化プロセスの段階で移転される知識は暗黙知であり、共有されているのは形式知ではなく暗黙知というのがポイントになります。

表出化(Externalization)

表出化とは暗黙知を形式知へと変換させるプロセスです。個人が所有している暗黙知を言語化することで形式知へと変換することで他者とのナレッジ共有を容易に行えるようにします。発案者の野中氏によればこの工程が知識創造の真髄であると述べています。

連結化(Combination)

連結化とは形式知同士を組み合わせて知識体系を作り出すプロセスです。異なる形式知を組み合わせることで新たな形式知を作り出します。このプロセスでは表出化の際に形式知として蓄積された知識が新たなアイデアの元になります。例としてはデータベースとネットワークを用いて情報を体系的な知識へと変換するなどが挙げられます。

内面化(Internalization)

内面化とは連結化で創造された新たな形式知に沿って実務を行うことで、その知識が個人へ暗黙知として蓄積されていくプロセスを指します。新たな形式知が経験を通して個人に蓄積されていき、この暗黙知が次の共同化の対象の暗黙知となります。

SECIは上記のプロセスを繰り返すことで社内知的財産の精度が高まっていきます。

ナレッジマネジメントの企業導入事例

上記で見てきたナレッジマネジメントを実際にはどのように行っているのでしょうか。実際に行っている企業の導入事例を紹介します。

富士フイルムビジネスイノベーション

機械メーカーである富士フィルムビジネスイノベーションは日本で初期にナレッジマネジメントを導入した会社です。この会社では「全員設計」という目標を掲げて、独自の情報共有システムを導入しました。「全員設計」とは製品開発に関わる設計者や技術社のナレッジを蓄積、共有することで製造プロセスの改善や業務効率の向上を目指す取り組みでした。結果として作業効率の改善だけでなく、より質の高い製品を作ることに成功しました。

NTT東日本 法人営業本部

NTT東日本法人営業本部もナレッジマネジメント導入の成功例の一つです。情報共有を促す仕組みとして「リアルな場」と「バーチャルな場」という対面を伴うコミュニケーションの環境とインターネット上でのコミュニケーション空間という2つの環境を整えました。これにより、従業員間の業務に関するコミュニケ―ションが活発化ナレッジの交換が行われ、情報としてナレッジの蓄積も可能となしました。

参照サイト)北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科

http://www.jaist.ac.jp/ks/labs/umemoto/ai_km.html

まとめ

本記事ではナレッジマネジメントの概要からSECIによる実践方法の説明、さらに企業の実践例を紹介いたしました。会社業務のさらなる効率向上や新たなアイデアを獲得するためにナレッジマネジメントを活用してみてはいかかでしょうか。

その他、マーケティングに関してさらに知りたい方は以下の記事もぜひご覧ください。

LTV(Life Time Value)とは?基本の知識から計算や活用の方法まで解説

チャネルとは?クロスチャネル・オムニチャネル・マルチチャネルでどう違う?

倉田脩平

この記事を書いた人

倉田脩平

サイトエンジン株式会社でWebマーケターを担当。 熊本オフィスにてコンテンツ記事作成やアクセス解析などを行ってます。

[addtoany]

CONTACT

お問い合わせ