2025年7月17日(木)に開催されたJapan SEO Conferenceに参加してきました。オンライン含めると3,200名の方が参加されていたそうです。SEOを始めた2006年から何度か参加したSEO関連イベントの中で最大規模でした。有料イベントでしたので、各登壇者の方々が話した詳細についてはあまり触れずに感想を書きます。
今回のカンファレンスで特に印象的だったのは、Closing Keynoteでの今後の検索の変化、GEO・LLMOへのスタンスといった最新トピックに対する第一線で働く方々の考えです。
コンテンツ制作のセッションでは、カインズの与那覇さん、ウェブライダーの松尾さん、ナイルの森さんの3名がAI活用度合いや活用方法について回答していました。コンテンツ制作におけるAIの利用割合が11%、19%、80%と離れた数字を回答していたのが興味深く、違いがあることが浮き彫りになって面白かったです。AIの活用方法はプロンプト含めてすごく具体的に説明していただいて試してみようと思う部分がありました。
サイトやコンテンツのタイプによってAIを利用できる範囲は大きく異なってきますが、業務フローのどの部分に組み込むかによって品質や効率に違いがでるので、積極的に触りつつ、人が作業する範囲を見極めていきたいです。
テクニカルSEOのセッションでは、アユダンテのコガンさんによるトラブルシューティングの事例や、FIFTY EIGHTの吉野さんのABテストの方法など、実践的な解説が多かったです。UX分析については、定性情報と定量情報を行き来して分析するJADEの村山さんの説明が印象的でした。
多くのSEOを実践されている方々とお話できてよかったです。久しぶりにお会いする方も多く、皆さんの近況や最近取り組まれていることを聞けたのは貴重でした。2次会でも古くからSEOに関わっている方々と今後の検索やSEOの変化について深く議論でき、有意義な時間を過ごすことができました。AIによる検索の進化があまりにも激しいので、3ヶ月に1回程度など短いスパンでこうしたイベントに参加して、状況の変化について意見交換するようにしていきたいと感じました。一人で情報収集・研究していると視野が狭くなってくるので。
メインでご担当されていた月岡さんおよびFaber Companyの皆さん、これだけのボリュームと質のイベントを企画・運営していただきありがとうございました。スポンサーの皆さんもありがとうございました。次回の開催も楽しみにしています。